
映画『マイケル』の最初の72秒間のティーザー予告編が公開されるや否や、全世界で圧倒的な反応を引き起こした。
このティーザー映像は公開から24時間で1億1,620万回という記録を達成し、これは『TAYLOR SWIFT | THE ERAS TOUR』(9,610万)や『ボヘミアン・ラプソディ』(5,760万)を大きく上回る音楽映画史上前例のない数字だ。
公式公開日が2026年5月に予定されている中、すでにグローバル映画ファンの関心が「ポップの皇帝」マイケル・ジャクソンを再び舞台に呼び戻す特別なイベントに広がっている。
爆発的な話題性の裏には二つの核心要因がある。すなわち、マイケル・ジャクソンの甥ジャファー・ジャクソンが主演を務めた「DNAの力」と、前作『ボヘミアン・ラプソディ』を成功させた製作者グレアム・キングの参加だ。
ジャファー・ジャクソンは特有のダンスライン、外見、動作まで叔父マイケル・ジャクソンを連想させ、強い真摯さと没入感を伝えたと評価されている。
また、『ボヘミアン・ラプソディ』で韓国内観客994万人を動員したグレアム・キングが制作を担当し、幅広い観客層が映画の中の華やかな音楽と舞台再現に対する期待を高めている。


しかし、熱い話題性とは裏腹に、海外各国の反応には温度差が明確に現れている。アジアをはじめとする韓国内外の多くのファンはマイケル・ジャクソンの帰還を歓迎し、興行可能性まで占っている。
一方、アメリカとヨーロッパの一部メディアはジャファー・ジャクソンのシンクロ率を認めつつも、映画がマイケル・ジャクソンを巡る性暴力疑惑などの論争をどのように扱うかに注目している。
『ボヘミアン・ラプソディ』がフレディ・マーキュリーの複雑な人生の中の暗い部分を一部美化または省略したという指摘も、今回の作品で注目される理由だ。
『マイケル』の演出を担当したアントワーン・フークア監督は「良い点と悪い点、そして深い影をリアルに描く」と述べたが、法的問題で脚本がすでに修正されたという海外メディアの報道も伝えられた。
音楽映画特有の感動を際立たせるのか、それとも論争の問題を正面から扱う完成度を見せるのかが2026年公開を前に最大の観戦ポイントとなっている。
ポップの皇帝マイケル・ジャクソンが再びスクリーンに登場するその日、音楽と映画が生み出す新たな論争が予告されている。

最終更新 : 2025. 11. 12 19:17
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