
tvN土日ドラマ『プロボノ』が6日に初放送され、視聴率6.18%(2回)を記録し、同時間帯で1位に立った。
ドラマの中心には、劇中でカン・ダウィ役を務めるチョン・ギョンホがいる。チョン・ギョンホは、大法院長への昇進を狙う野心に満ちた裁判官として始まるが、思いがけない事件により、一夜にしてカビの生えた地下事務所に降り立つことになる。
裁判官の服を脱ぎ捨てて墜落したカン・ダウィは、これまで慣れ親しんだ正義の裁判官の姿とはかけ離れた独特なキャラクターとして描かれる。彼は財閥会長にショーマンシップを交えた判決を下し、相手の弱点を狙って皮肉を言うなど計算高い姿を見せるが、油断していた瞬間に謎の金の箱が車で発見される。慌てて自ら金を移動させているところを防犯カメラに撮られ、恥をかくシーンは見る者に笑いを提供した。このように、チョン・ギョンホは悲壮感を捨て、特有の戸惑いが交じり合った演技を披露し、視聴者からの同情と同時に楽しさを引き出した。
チョン・ギョンホは、膨大な法律用語と論理が詰まったセリフも自然にこなし、「ディクションの魔術師」としての面を示した。「お金にならない無料訴訟!」という叫びも鮮明な発音と個性で伝えられ、劇の没入感を高めた。


以前の『賢い医師生活』や『イルタ・スキャンダル~恋は特訓コースで~』とは異なり、『プロボノ』のカン・ダウィは、きらびやかな外見と無様さが共存する人物である。このようなつまらなく隙だらけの姿にチョン・ギョンホ特有の人間味が加わり、視聴者との共感を形成している。
現場ではキム・ソンユン監督が「神ギョンホ」と呼び、チョン・ギョンホのリーダーシップを認め、相手役のソ・ジュヨンも「スタッフの名前をすべて覚えて気にかけている」と彼の温かな性格を伝えた。
公益専担チーム『オーアンドパートナーズ』のチームワークも、劇の別の魅力として挙げられる。カン・ダウィが「動物の権利」など公益訴訟を取り扱うチームメンバーと共に経験する成長譚と予期しない反転ストーリーに期待が寄せられている。
過去の栄光を懐かしみ「もう一度戻りたい」と叫んだカン・ダウィが乗り越えるべき挑戦と変化、そしてチョン・ギョンホが提供する愉快な反転が今冬の家庭劇場を熱くするか注目される。

最終更新 : 2025. 12. 09 11:04
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