
歌手レタが最近、前所属事務所であるフェイムアースエンターテインメントとの専属契約に公式に終止符を打ち、続く独占インタビューでこれまでの対立と解約の過程を直接明らかにした。
法的な争いの末に自由の身となったレタは、「契約解消の実感が少しずつ湧いてきた」と心境を語り、今後は音楽に専念すると述べた。
二人の対立は昨年3月に本格化した。レタがビザの問題で中国に滞在していた期間、所属事務所の関係者が同意なしにレタの家に出入りし、家具や所持品を移動させて廃棄した事実が明らかになり、問題の発端となった。
特に当時の所属事務所の代表であるサンイがレタの中国滞在状況を知っていたため、関係者の行動がサンイの意図だったのではないかという疑念が提起された。これに対しレタは、サンイと所属事務所の関係者を共同住居侵入および共同財物隠匿の容疑で告訴した。
しかし、捜査の結果、サンイ代表はその容疑について証拠不足で不起訴処分を受け、「無関係だ」との立場を示した。一方、所属事務所の関係者は警察の調査の結果、容疑が認められ、裁判にかけられ、レタが被った被害も公式に確認された。
紛争の過程でレタは、自分が被った被害についてサンイから謝罪を受けていないと打ち明けた。彼は捜査の途中でサンイが「私は知らないことだ。契約解消で終わらせよう」と連絡してきたが、実際には被害に対する謝罪は一切なかったと述べた。「謝罪の一言もない態度が最も辛かった」と失望を表明した。


対立が深刻化する中、所属事務所側では賠償要求を含む内容証明がレタに送付された。レタが行った告訴により会社が損害を被ったという主張があったが、すでに住居侵入と物品破損の被害を受けた状況で、このような内容証明は大きな衝撃だったと明らかにした。レタは「正当な権利のために告訴したのがどうして契約違反になるのか」と無念を表した。
また、所属事務所側は合意を提案するよりもむしろレタに代表に対する「公開謝罪文」と「反省文」を要求した。これに対しレタは、被害者の立場でありながら自らが逆に謝罪を求められる状況に混乱と当惑を隠せなかった。
このような事件が繰り返される中、所属事務所との信頼は完全に崩れ、レタは結局すべての法的手続きを経て契約を解消するに至った。今、彼は自分自身の道を新たに歩むために準備中であり、「一日でも早く音楽を発表したい」と強い意志を示した。
彼は過去2年間音楽活動ができず、もどかしさを感じており、ステージに立つ仲間たちを見て涙を流す瞬間もあったと正直に告白した。ファンへの感謝も伝えた。「歌を待っているというメッセージに何の返事もできないとき、本当に辛かった」と述べ、早く新しい成果物で恩返しすると語った。
また、昨年の1年間がどれほど辛く苦しいものであったかを振り返った。彼は「地獄のような1年だった」と表現し、毎晩不安に苛まれ、中国にいる家族や知人の心配を受けながら辛い時間を過ごしたと伝えた。
今、レタは「これからはレタらしい音楽で多くの人々に恩返しする」と決意を示した。自分の声で再び立つステージを待つ心情とともに、変わらぬファンの応援をお願いした。

最終更新 : 2025. 12. 10 12:25
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