
映画『神の楽団』がそれぞれ異なる魅力のキャラクターたちが集まり繰り広げる奇跡のようなアンサンブルで観客の期待を高めている。
CJCGVが11日に発表した新しいキャラクター映像では、北朝鮮の国家保衛省少佐 パク・キョスン(パク・シフ)が「反動分子の子供たちを捕まえる」との強烈な一言で劇の序盤を飾る。続けて「歌手チーム、舞踊チームを構成して楽団を作り、丸ごと賛美教育を施せ!」という意外な指示が下され、緊張感と愉快さが交差する雰囲気が形成された。
外貨獲得を目的とした「神の楽団における偽りの賛美団」の任務を担ったパク・キョスンは、「戦闘的に、スピード戦で、革命的にやれ!」と叫びながら軍隊式に楽団を率いるが、それぞれの個性を持った団員たちにぶつかり、次第に苦悩に陥っていく。
ここに国家保衛省大尉 キム・テソン(チョン・ジヌン)が初めは鋭い眼差しで楽団を監視するが、いつの間にか感情の壁が崩れ「主よ!」と絶叫する変化は観客の好奇心を呼び起こす。


また、情熱を込めて「実戦のように本当にやってみるのはどうですか?」と提案する楽団長 キム・ソンチョル(テ・ハンホ)や、「音楽は頭で打つものじゃない、手の感覚だ」と言いながらドラムを叩くワン・ギルジョ(チャン・ジゴン)、「僕を成(兄)って呼んでもいい?」とパク・キョスンを困惑させるギタリスト リ・マンス(ハン・ジョンワン)など、それぞれの個性と情熱を持った団員たちの姿が多様に描かれた。
団員たちが「党の命令に反論するのではなく悲観的だ!」とやりあうシーンから、氷点下の雪原の上でトラックに乗って合奏する姿まで、互いに合わせるのが難しかった人物たちが次第に呼吸を合わせて『神の楽団』に生まれ変わる過程は愉快な楽しさと同時に深い感動を予告している。
生存のために仕組み始めた「神の楽団における偽りの演劇」が次第に互いへの理解と成長で本物になっていく過程を描いた今回の映画には、パク・シフ、チョン・ジヌン、テ・ハンホ、ソ・ドンウォン、チャン・ジゴン、チェ・ソンジャなど総勢12名の俳優が出演した。
一方、映画『神の楽団』は31日全国の劇場で初公開される予定だ。

最終更新 : 2025. 12. 12 10:36
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