
アメリカのヒップホップ界を代表する人物として知られるパフ・ダディ(本名:ショーン・“ディディ”・コムズ)が、ドナルド・トランプ大統領に対し、正式に恩赦を求めていた事実が初めて公式に明らかになった。
9日(現地時間)、米メディア「Variety」は、ディディがトランプに直接送った恩赦要請の書簡が存在することを「ニューヨーク・タイムズ」のインタビューを引用して報じた。これにより、これまで噂されてきたディディの恩赦要請説が事実であることが確認された。
トランプ大統領は、この要請を検討しなかったとみられており、昨年10月には記者団に対し「その書簡を見せる」と発言していたものの、実際には公開されなかったと伝えられている。

また、両者の関係性の変化が、恩赦要請に影響を及ぼしたとの見方も出ている。トランプ大統領は「Newsmax」のインタビューで、「かつてはディディと非常に親しかったが、私が大統領選に出馬して以降、敵対的な関係に変わった」と述べ、こうした空気が恩赦判断に否定的に作用したことを示唆した。
過去にはトランプ大統領が、2021年の米連邦議会議事堂襲撃事件に関連して有罪判決を受けた人物や、2024年にコカイン輸入共謀などの重罪で裁判を受けたフアン・オルランド・エルナンデス前ホンジュラス大統領を恩赦した例もある。このため、一部では、ディディの要請が決して非現実的な試みではなかったとの見方も出ている。
ディディは、2024年に米芸能界を揺るがせたいわゆる「ディディ事件」の中心人物で、監禁、性的暴行、人身売買、性犯罪など複数の深刻な容疑で告発されてきた。昨年9月には関連容疑で収監され、5,000万ドル(約78億9,930万5,967円)規模の保釈請求も却下されている。
現在ディディは、売春関連の罪で50か月の実刑判決を受け、服役を続けている。
最終更新 : 2026. 01. 09 23:55








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