
アメリカの有名アーティストであるカニエ・ウェストが前従業員との法的な対立に巻き込まれ、約1億5,000万円に達する損害賠償請求を受けている。
2月23日、現地で裁判所の陪審手続きが始まり、今回の訴訟が本格的に進行し始めた。セクソンはカニエ・ウェストが自分に危険な労働環境を提供し、これを知らせたにもかかわらず無視されたと主張した。
セクソンによると、2021年9月にカニエ・ウェストが5,700万ドル(約87億9,251万円)でマリブの海辺の住宅を購入し、自分はこの住宅プロジェクトのマネージャーとして雇われた。また、常駐の警備と入居管理人の役割も担うことになったが、約束された週2万ドル(約310万円)の給与のうち、実際には一度だけ賃金を受け取ったと明らかにした。
さらにセクソンは適切な宿泊施設を提供されず、家の内部の床で寝るなど劣悪な生活を強いられ、こうした状況にも不満を訴えたが、カニエ・ウェストの対応はなかったと述べた。
2021年11月初めには腰の負傷で休息を要求したが、逆に工事を強行するよう指示され、11月5日に「危険な指示」を拒否したことを理由に解雇されたと主張した。
セクソン側はカリフォルニア公正雇用住宅法(FEHA)違反を含む障害差別および労働法違反の事例があったと主張し、未払い賃金や所得損失などを含めて100万ドル(約1億5,425万円)の損害賠償を要求している。
一方、カニエ・ウェストは1月にセクソン側に対して反訴を提起した。ロサンゼルス・タイムズによると、カニエ・ウェストはセクソン側が180万ドル(約2億7,765万円)相当の不動産留置権を「不当」に設定したと主張している。
セクソン側は2024年1月に該当住宅に「メカニックス・リーエン(mechanics lien)」を登記したと伝えられている。これは賃金を受け取っていない施工業者や労働者が担保権を確保するために使用する制度で、未払いが続く場合、不動産の強制売却につながる可能性があるため、今回の訴訟結果に注目が集まっている。
最終更新 : 2026. 02. 25 12:35








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