
映画『ブゴニア』が公開を前に、制作陣と俳優たちの裏話を明らかにした。
『ブゴニア』は、宇宙人の侵略を信じる二人の青年が巨大企業のCEOミシェルを宇宙人だと疑い、誘拐事件を起こすことで展開する物語だ。
本作でミシェル役を演じたエマ・ストーンは、自ら髪を剃り落として話題を集めた。特殊メイクの代わりに実際の丸刈りを選択し、前例のない変身を遂げたという。
ヨルゴス・ランティモス監督も俳優との連帯を示すために共に頭を剃り、その強い絆が作品に真実味を加えている。
テディ役のジェシー・プレモンスは、ポニーテール姿のキャラクター設定のためヘアピースを装着しなければならず、かえってメイク時間が長くかかったという。ヘアメイク責任者トルステン・ビーテがその制作過程を紹介した。


『ブゴニア』の衣装は登場人物それぞれの個性と生き方を細やかに表現している。ミシェルは典型的なCEOスタイルのビジネススーツを、テディは実用性を重視したラフな服装を着用。衣装デザイナーのジェニファー・ジョンソンは「テディの服は蜂蜜や蜜蝋で常に汚れている設定で、彼の生活様式と対照的にミシェルは常に清潔で整っている」と説明した。
また、テディは宇宙人の放射能を遮断する電磁防止素材の衣服を着ており、この設定が彼のキャラクター性をより際立たせている。
キャスティングの裏話も注目を集める。エマ・ストーンとヨルゴス・ランティモス監督は本作で5度目のタッグを組み、監督はミシェルというキャラクターをエマ・ストーンに自由に解釈させるほど全幅の信頼を寄せた。ジェシー・プレモンスもオファーを受けて即出演を決め、チーム全体の緊密な連携がうかがえる。
神経発達の多様性を持つ俳優エイデン・デルヴィスは、高校の演劇部での経験をもとにオーディションに参加し、テディのいとこドン役に抜擢された。ヨルゴス・ランティモス監督は俳優たちの経歴の差が生み出す独特のエネルギーを意図的に物語に反映させたという。
本作は2003年に韓国でヒットした『地球を守れ!』の英語リメイク作品であり、CJ ENMが脚本開発から監督・キャストの招聘、制作、韓国国内配給まで全過程を担当した。CJ ENMは本作を通じて『パスト ライブス/再会』に続く第二のKムービーとしてグローバル展開を狙っている。
『ブゴニア』は11月5日に韓国で公開される予定だ。

最終更新 : 2025. 10. 31 14:54





コメント0